【愛玩動物看護師だより】 ハムスターさん好き必見!ハムスターの〇〇脱には要注意!パート2

 

 

こんにちは!やっと春らしい暖かい風が吹いてきましたね♪

 

日中は過ごしやすくなってきた反面、花粉症の方は辛い季節だと思います…(>_<)免疫が低下しやすいので、美味しい旬の物を食べて睡眠をしっかり取ってご自愛くださいね🍀

 

 

 

さて、今回のお話は、ハムスターさんの以前お話した頬袋脱と一緒に注意したい直腸脱という緊急疾患についてです。

 

 

 

まず直腸とは、大腸の最下部、つまり肛門のすぐ後ろにある腸のことです。

 

この直腸が肛門から外に飛び出てしまった(反転してしまった)状態を直腸脱と言います。

 

主に下痢などの消化器疾患のせいで、お腹に力が入り、腸が押し出されてしまい、一番後ろにある直腸が肛門から出てきてしまうことが多いです。

 

また、多くの場合で、腸重積という疾患を併発していることがあります。腸重積とは簡単にいうと腸の一部が、腸の別の部分に入り込んでしまった状態です。

 

これも下痢などで排便時に力むことにより腸に強い力がかかり、腸が押し出され、別の部分にめり込んでしまうことが主な原因とされています。

 

 

 

 

この直腸脱と腸重積という疾患は、いずれにしても早期発見・早期治療が鍵となる緊急疾患です。

 

直腸脱は、本来はお腹にある腸がお尻から出たままだと、時間の経過とともに組織が壊死する恐れがあります。

 

また、ハムスターさん自身が外に出てしまった腸をかじることで、腸が損傷したり傷口から細菌感染を起こしてしまうことがあります。

 

この壊死や細菌感染から、命を落とすことにもつながる怖い疾患です。

 

治療としては、そのまま押し戻して元の位置に直す方法と、押し戻すことができなかったり、再発を繰り返してしまう場合は手術をする方法の2パターンがあります。

 

また、もし下痢などの消化器症状がある場合は、そちらの根本的な治療を同時にすることも大切です。

 

 

 

同じく腸重積も時間経過とともに循環不全を起こし、命に関わる疾患です。

 

腸重積はお腹を開けての開腹手術による治療となります。

 

 

 

 

加えて直腸脱の原因として、異物(消化できないもの)を誤って食べてしまって腸に詰まってしまう腸閉塞という疾患を併発していることがあります。

 

こちらも緊急的な開腹手術による治療が必要です。

 

 

 

 

いずれにしても、小さい体のハムスターさんには手術自体が大変困難であり、高齢であれば手術に耐えられるかどうかのリスクもあります。

 

なので、直腸脱(腸重積、腸閉塞)にならないよう、根本の原因である消化器疾患などに気をつける必要があります。

 

そのためには、日頃からハムスターさんの体をよく見て、食欲やうんちの状態を確認することが大切です!

 

もし、少しでもご心配なことがあれば、ご遠慮なくご相談ください🍀

 

 

 

 

 

私自身もハムスターさんと一緒に暮らしていて試行錯誤の日々なので、ぜひ一緒にハムスターさんの健康について考えましょう♪

 

お気軽にご相談いただければと思います(^-^)

 

 

 

 

 

愛玩動物看護師 浅井

Page Top